HOME

読み聞かせについて

2007.8.27更新

N小学校2年生教室での実践風景

  読んでもらっている子どもたちだけでなく、読んでいる大人もとても楽しい時間を持つことができるのが読み聞かせです。やればやるほどその奥の深さに気づき、病みつきになってしまう……だからこそ、今、全国で何十万人という人が学校へ読み聞かせに入り、ブームと呼ばれるほど盛んになっているのでしょう。
 子どもたちに本の世界の楽しさを伝えるために、人の肉声の温かさを感じてもらうために、あなたも読み聞かせをやってみませんか?

 子どもに対して礼儀正しく、作品に失礼のないように。
                        (by 坪川祥子さん 福井県 図書館の夢を語る会)

 これが鉄則です。(子どもに対して礼儀正しくというのは、挨拶をしろという意味ではありませんよ(^^;) 相手を子どもと思って見くびらないということです)



<読み聞かせを成功させるためのポイント>
●本選びは丁寧に。洗練されたリズミカルな文章と絵が渾然一体となっている絵本を選びましょう。文章をまず読むのではなく、絵だけを読んでみると、力のある本かどうかがわかります。
●大人が面白いと思う本を子どもが喜ぶとは限りません。有名な本ではなく定評のある本からまずは読んでください。
昔話は再話がきちんとされているものを。
生きる喜びがあふれる本を。大人は教訓的な本を選びがち。感動の押し売りはやめて。戦争や差別、障害など、テーマが難しいものは扱いに要注意。
●内容がしっかりしている本は、少々絵が見づらくても通じます。「この本は絵はちょっと見にくいけど、聞いていたらわかるからね」と言って安心させてあげましょう。
●同じく、内容がしっかりしている本は、難しい言葉が出てきてもなんとなく通じるもの。あまり神経質にならず、本の力を信じましょう。
●紙芝居をする場合は、絵本と紙芝居は違うものだという認識を持って作品を選び、演じてください。絵本は読むものですが、紙芝居は演じるものです。
●子どもが集中して聞けるよう環境設定に気を配って。
●読んでいる最中は本の世界を壊さないように。子どもに質問したり、大げさな声色、身振り手振りは不要。怖い話をどれだけ怖くするか、悲しい話をどれだけ悲しくするかは聞き手が決めること。読み手が押し付けてはいけません。子どもに話しかけられても、目で応え、声は出さないで。
●読み終えたとき、感想を無理強いしない。感想を言わなくてはというプレッシャーで、子どもは本を楽しめなくなります。ボランティアに気を遣って子どもに感想を言わせる先生もいるので、そんな気遣いは無用だとあらかじめ伝えておきましょう。
●子どもの反応を個人名をあげて学外で話さないでください(信頼関係を壊さないため。子どもの心を傷つけないため)。
仲間と勉強会を開きましょう。選書や読み聞かせの方法がまずいと子どもを本嫌いにしてしまうことも。

 以下に子どもの本や読み聞かせに関する参考図書をあげておきます。クリックするとAmazonの紹介ページが別ウィンドウで開きます。
<子どもにぜひ読んでほしい絵本100冊> 別ウィンドウでひらきます。
子どもに届けたい絵本。そして、読み聞かせをする人は全部読んでおくべき絵本のリスト。
<読み聞かせをする人のバイブル>
迷ったらここへ戻る。勉強会のテキストにもなる。
『幼い子の文学』
瀬田貞二(中公新書)
『現在(いま)、子どもたちが求めているもの −子どもの成長と物語−』
斎藤惇夫(キッズメイト)
『えほんのせかい こどものせかい』
松岡享子(日本エディタースクール出版部)
『絵本のよろこび』
松居 直(NHK出版)
<勉強会のしかたは?>
 上で紹介した「読み聞かせのバイブル」の本の中からテキストを1冊選び、毎回少しずつ読んでは、その内容に関連して、メンバーが疑問点や自分の体験談など、思ったことを語り合います(松岡享子の『えほんのせかい こどものせかい』がおすすめです)。
 また、自分のおすすめ本を紹介したり、疑問を感じた本を持ち寄って皆の意見を聞いたりします。図書館司書さんをアドバイザーに迎えられるといいですね。
<子どもの本に関わる人にとって必読の書>
 『読む力は生きる力』脇 明子(岩波書店)
 長年、大学生を教え、「子どもの本の会」を主宰してきた著者が、子どもが本を読むことの大切さを説いた本。講演のような語り口で読みやすいです。
 ブックスタートから始まり、大人に至るまでの読書についてまとめた本はなかなかありません。映像文化と本の違いは何か、読書力は生きていく上でなぜ必要なのか、本をたくさん読んで育ったはずの子が、成長の途中でなぜ読書嫌いになるのか、内容に問題がある本を子どもが好んで読んでいる実態など、非常に説得力ある分析がなされています。
 読むと目からウロコが落ちます。子どもを取り巻く読書環境の危機に、なんとかしなきゃ! と焦りを覚えます。親も教師も保育士も子どもに関わる人すべてに読んでほしい一冊です。
<昔話とは何か? がわかる本>
 昔話の権威、小澤俊夫が「お月お星」「白雪姫」などの昔話を丁寧に解説した本。昔話とは何なのかのポイントがつかめるので、正しく再話された本を見分ける力がつくと思います(本当は昔話はストーリーテリングで語るのが一番いいのですが)。一見むつかしそうですが、とてもやさしくわかりやすく説明されています。鈴木サツさんの語りやわらべ唄などが入ったCDつき。






<おすすめガイドブック>
  『読み聞かせわくわくハンドブック』代田知子・著(一声社)
 読み聞かせの心得書は数あれど、信頼のおける実践的なハウツー本はまだ少ないのが現状です。この本は図書館司書の著者が読み聞かせの実用的なコツをまとめたもの。絵本の選び方から読み聞かせ会の企画と運営について、家庭で幼稚園で学校で図書館でと場所ごとにアドバイスされているのが心強いです。






 読み聞かせについては、うちのサイトの中の「子どもの読書Q&A」もあわせてご覧下さい。

私たちの会はまだまだ未熟です。まずい点もいっぱいあります。
どうかこれが模範例だとは思わないでください。

読み聞かせのテクニック
発声のレッスン
本の持ち方・ページのめくり方
本の持ち方・ページのめくり方(悪い例)
10分以内で読める本
※以下は別ウィンドウで開きます。
10分以内で読める本一覧(仲間うちでの活動に印刷して活用されるのは自由です。連絡不要)
毎日10分ずつ読める長編一覧(同上)
読み聞かせ用大型絵本とは?
N小学校における実践記録(随時更新)
会の結成のいきさつ

※以下は別ウィンドウで開きます。
■記録一覧(子どもの反応・読み手へのアドバイスなど)
 
平成14年度  / 平成15年度  / 平成16年度 / 平成17年度/ 平成18年度
 平成19年度
児童・保護者へのアンケート結果
読み聞かせの会 会報


HOME